なんとな~くしあわせ?の日記

「そしてそれゆえ、知識そのものが力である」 (Nam et ipsa scientia potestas est.) 〜 フランシス・ベーコン

wineでMinGW + msysを動かす

wineでMinGW + msysを動かす

タイトルのようなアホなことができる。
Linux上でWindowsエミュレータを使い、UNIXエミュレータMinGWを動かすのだ。
利点としてはクロスコンパイラ用のバイナリがwine上で動くことなどが挙げられる。

MinGWをダウンロードする

ここからインストーラ(mingw-get-setup.exe)を取得MinGW - Minimalist GNU for Windows - Browse Files at SourceForge.net
wineでexeファイルを起動し、適当なところに展開する。

mingw-get-setup.exeの起動方法

$ wine mingw-get-setup.exe

GUIインストーラが立ち上がるので、必要なものにチェックを入れてapplyする

msysの起動方法

単純に起動しただけではダメ。全体のコマンドは以下になる。
どうやらLANGという環境変数を指定してやらなければいけないらしい。

 // minttyがインストールされてない場合
 $ env LANG=en_EN.UTF-8 wine "C:\MinGW\msys\1.0\msys.bat"
 // minttyがインストールされている場合
 $ env LANG=en_EN.UTF-8 wine "C:\MinGW\msys\1.0\msys.bat --mintty"

参考:
bitWalk's: Let's Wine(第9回)

起動した後の設定など

起動できたらMinGW上で必要そうなソフトを入れる。

 $ mingw-get install msys-vim msys-mintty

また、msys用の設定ファイルを追加すると更にいい感じになる。
MinGW64環境の構築手順とwxのビルド - なんとな~くしあわせ?の日記


起動するとこんな画面になる

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