なんとな~くしあわせ?の日記

ClojureとかAWSの設定とかをメモする技術ブログ

第137回東京エリアDebian勉強会に参加した



私にとって2016年はRubyの年になりそうです。ところで、何回かぶりにDebian勉強会に行った。

debianjp.connpass.com

当日のセミナの内容など

今回の会場はサイボウズ株式会社東京オフィスでした。
めっちゃ広い!お菓子ありがとうございます。御社はSAMLの実装もきっちりしてるしスゴイと思います。

Debianのインフラを借りるには」(kenhysさん、日本語)

Groongaの開発をされているkenhysさんがporterboxの借り方について説明をされてました。詳しいことは資料に
Debianのインフラを借りるには

本題とは逸れるがGroongaは「オープンソースのカラムストア機能付き全文検索エンジン」とのこと。Rubyバインディングもあり、gemとパッケージを入れれば動くらしい。
いろいろおもしろそう。
ssig33.com - Groonga で気軽に検索する為の Gem を作りました

「tilegx について(仮)」(wskokaさん、日本語)

wskokaさんがtilegxというCPUアーキテクチャ向けのDebianパッケージ移植について語ってました。
いろいろとヤバかった。何がヤバいかというと、この中でwskokaさんはtilegxというx86_64やi386に比べるとだいぶマイナーなCPUのアーキテクチャを新たにDebianに移植しようとしていたのですが、その過程がすごい。

1. wskokaさん、TILE-Gx - Wikipedia, the free encyclopedia というCPUがあって、それがスイッチの中で動いてると知る
2. 72コアあるのですごい高速で動く!
3. フリーな実装はないけどtilegx用のアーキ対応GCCは配布されてるらしい、友人曰く「GCCがあればなんでもできる」
4. じゃあフリーなLinuxに移植しよう!(←?!)

最初はRedhat系のやつに移植を試みたとのことだが、流れ流れてDebianに来たとのこと。

とりあえず、移植の過程もすさまじい。最初はgcc,glibc,make,binutils,zlibのみクロスコンパイルして、依存関係の薄いやつから手動でビルド。最終的にPHPも動いたとか。

結構名言が出てた。
「強いパッケージ」*1
Busyboxはとても便利」*2

busyboxを便利というプログラマーはなかなかいないだろう。

当日の感想


「Introduction to Debian Ports」(Adrianさん 英語)

最後にドイツのDD(Debian Developer)のAdrianさんがDebian Portsについてお話をした。

Debian Ports とは、

The goal of this machine is to provide an infrastructure for unofficial architectures until they are integrated in the main Debian archive. This way porters could spend their time porting packages instead of fighting with the infrastructure.It provides repository to host packages and CD images
(このマシンの目標は非公式アーキが主要なDebianアーカイブと統合されるまでビルド用のインフラを提供することです。これにより移植者たちはインフラそれ自体と戦う代わりにパッケージの移植作業に時間を割くことが出来るのです。これはパッケージを保管するリポジトリとCDの媒体を提供します。)

今回のAdrianさんの発表はwskokaさんの内容とリンクしていて、新しいアーキをDebianに入れたい場合どうしたらいいのか、といった内容についても後半説明しておられた。

感想

自分もOSみたいなレイヤーのプログラミングをやりたくなった

*1:依存関係が多くてなかなか簡単にはビルドできないパッケージをそう呼ぶ、その基準でいくとwgetは意外に強い

*2:何も動かない環境でのBusyboxの便利さについてしみじみと