なんとな~くしあわせ?の日記

「そしてそれゆえ、知識そのものが力である」 (Nam et ipsa scientia potestas est.) 〜 フランシス・ベーコン

cronでありがちな罠

cronでありがちな罠

仕事や趣味でcronを使ったときにありがちな罠をまとめてみた

cronの設定方法がよくわからん

  • 一般ユーザーでcronを設定するときはcrontab -eすればいいeはeditのe
  • 有名な罠だがcrontab -rすると設定済みのcronが消えるのでやらないこと

cronの書き方がぱっとわからない

  • /etc/crontabを見るとサンプルがあるので見るとわかりやすい。crontab上で環境変数を設定できる。
    • SHELL:cronが実行されるときに読まれるシェルを指定できる、まあbashから変えることないけど
    • PATH:cronが実行されるときに設定されるPATHが指定できる、PATHだけ設定したいならばPATH=$PATH:/opt/your/desired/pathとか設定すればいいのでは
    • MAILTO:cronが実行されたときに結果が通知されるメールアドレスを指定できる、Linux上のユーザー名を指定できるしpostfixなどが動いていれば外部のメールアドレスなども指定できる。ちなみにカンマ区切りで複数指定できる。
    • 肝心の時刻設定はcrontab.guruなどでcronの記法を試せるサイトがあるので、実際に適当に書いてみて試せばわかりやすい

Crontab.guru - The cron schedule expression editor

$ sudo cat /etc/crontab
SHELL=/bin/bash
PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin
MAILTO=root

# For details see man 4 crontabs

# Example of job definition:
# .---------------- minute (0 - 59)
# |  .------------- hour (0 - 23)
# |  |  .---------- day of month (1 - 31)
# |  |  |  .------- month (1 - 12) OR jan,feb,mar,apr ...
# |  |  |  |  .---- day of week (0 - 6) (Sunday=0 or 7) OR sun,mon,tue,wed,thu,fri,sat
# |  |  |  |  |
# *  *  *  *  * user-name  command to be executed

xenv系(pyenv, rbenv)のパスが通ってないのでcronが実行できない

  • cronの実行時にsource ~/.bashrcしてやればとりあえず動く

cronの結果ログが見れない

  • 例えばcrontabの設定でMAILTOに何も設定していない場合「新しいメールが /var/spool/mail/{ユーザー名} にあります」とかメールが来る
  • そいつをmail -f /var/spool/mail/{ユーザー名}して読めば、中に標準出力が出ており確認できる

mailコマンドの使い方はググってください

cron上で%を文字列に使うとエラーで落ちる

リンク先の解説が詳しいが、「%」は「\%」にしてエスケープしないと動かない
tech.mktime.com