なんとな~くしあわせ?の日記

「そしてそれゆえ、知識そのものが力である」 (Nam et ipsa scientia potestas est.) 〜 フランシス・ベーコン

KDEでFlatpakのアプリを使うときのメモ

KDEでFlatpakのアプリを使うときのメモ

FlatpakでインストールしたアプリケーションをKDEで使用する際に、メニューやアイコンから簡単に起動できるようにする手順をまとめました。特に、MenuLibreを使用してアプリケーションランチャーを作成・編集する方法と、Flatpakに登録されたアプリのコマンドを調べる方法について記載します。

(なお、この記事はまとめるのが面倒くさい筆者のためにChatGPT 4oにより起案され、筆者によりレビューされました。)

KDEでFlatpakアプリをメニューに追加する際、MenuLibreというツールを使うと簡単です。以下の手順でMenuLibreを使用してランチャーを作成します。

まず、MenuLibreをインストールします。Debianベースのディストリビューションを使用している場合、以下のコマンドでインストールできます。

sudo apt install menulibre

ランチャーの作成手順

  1. MenuLibreを起動します。KDEメニューから「MenuLibre」と検索して起動できます。
  2. MenuLibreのインターフェースで、新しいエントリーを追加します。
  3. Nameフィールドにアプリケーションの名前を入力します。
  4. Execフィールドに、Flatpakでインストールされたアプリの実行コマンドを入力します(後述の方法でコマンドを確認してください)。
  5. Iconフィールドで、アプリケーションに関連するアイコンを選択します。Flatpakアプリのアイコンは、通常自動的に適切なものが表示されます。
  6. Categoriesフィールドで、アプリケーションが表示されるカテゴリを設定します。たとえば、ユーティリティアプリの場合、「Utility」を選択します。
  7. すべての設定が完了したら、変更を保存します。これで、KDEのメニューにアプリが表示されるようになります。

Flatpakアプリのコマンドを調べる方法

MenuLibreのExecフィールドに入力するコマンドを調べる方法を以下にまとめます。

1. flatpak info コマンドを使う

ターミナルで以下のコマンドを実行し、アプリケーションの情報を取得します。[Command] の欄に実行コマンドが表示されます。

flatpak info <アプリケーションID>

例:

flatpak info com.spotify.Client

2. flatpak list コマンドでアプリケーションIDを確認

インストールされているFlatpakアプリケーションのIDを確認するには、次のコマンドを使用します。

flatpak list

これにより、インストールされているすべてのFlatpakアプリケーションのIDが表示されます。このIDを使ってflatpak infoコマンドを実行します。

3. 実行コマンドの形式

多くの場合、Flatpakアプリの実行コマンドは次の形式になります。

flatpak run <アプリケーションID>

例:

flatpak run com.spotify.Client

4. /var/lib/flatpak/exports/bin/ ディレクトリを確認

システム全体にインストールされたFlatpakアプリケーションのコマンドがこのディレクトリにシンボリックリンクとして置かれます。

ls /var/lib/flatpak/exports/bin/

また、ユーザーごとにインストールされたアプリは以下のディレクトリで確認できます。

ls ~/.local/share/flatpak/exports/bin/

これらの手順で、Flatpakアプリの実行コマンドを調べ、MenuLibreを使用してKDEメニューにアプリケーションを追加できます。

まとめ

FlatpakでインストールしたアプリをKDEで便利に使うためには、MenuLibreを使用してランチャーを設定し、必要なコマンドを正確に指定することがポイントです。この手順を活用して、KDEでのFlatpakアプリの利用を快適にしましょう!

追伸

ChatGPTは最後によくこのようなポジティブな修辞を入れますが、私は特に皆さんにLinuxを使ってほしいとも思っていませんしKDEでのFlatpakアプリを快適にしてほしいとも思っていません。

Linux特殊キーボード覚え書き

何回やっても忘れるため

で、60パーセントキーボードを使ってると日本語を打ち込む際のキー指定が面倒。今使っているキーボードだとシフトキーの左右がそれぞれSuper_L、Super_Rという特殊キーに割り当てられている。日本語変換キーはよくCtrl+Shiftに割り当てたりするが、それはEmacsキーバインドと被るのでやりたくない。

そこでキーボードのマッピングをいい感じに切り替える。
github.com

を使う。


GUIマッピングを切り替えられ、即時反映され、次回実行時はsystemctlで自動起動してくれる。

ここで、今日発見したのだがfcitx+mozcを使っていた場合、キーはデフォルトで下記のように割り当てられている。

mozc設定
  • Super_RをKEY_MUHENKAN
  • Super_LをHiragana_Katakana

に割り当てると、簡単に半角英数と全角ひらがなを切り替えられる。
当面はこれで運用しようと思う。

Debian12(bookworm)+KDE Plasmaで日本語入力

Debian12を使ってみる

bookworm

www.debian.org

最近はKDEがお気に入りで、Debian11のときはKDE Plasma+Ibus mozcの組み合わせで日本語入力していた。Debian12がリリースされたので早速インストールしたところ、KDEは起動したのだがIbus mozcで日本語が打てなくなり難儀していた。

fcitxへの移行

結論から書くとKDE Plasma+fcitxだと動いたのでその環境を使うようになった。

やったこと
  • fcitx, fcitx5, fcitx5-mozcをaptでインストール
  • bashrcからibus環境変数を削除
  • im-configを起動してfcitxをデフォルトに設定
  • (設定されていれば) /etc/default/im-config からIM_CONFIG_DEFAULT_MODEをコメントアウト
# 下記を.bashrcから削除した
ENGINE=ibus
export GTK_IM_MODULE=${ENGINE}
export XMODIFIERS=@im=${ENGINE}
export QT_IM_MODULE=${ENGINE}
export DefaultIMModule=${ENGINE}

自動起動について追加で調べていたが、fcitx-autostartはfedoraのプロジェクトで管理されておりfcitx5と互換がないような感じ。Setup Fcitx5に記載の方法でやり直した。

fcitx-im.org

XDG Autostartの項にある通り、

$ mkdir -p ~/.config/autostart && cp /usr/share/applications/org.fcitx.Fcitx5.desktop ~/.config/autostart

// 自動起動用の.desktopファイルを確認してみる
$ cat ~/.config/autostart/org.fcitx.Fcitx5.desktop
[Desktop Entry]
Name[ca]=Fcitx 5
Name[da]=Fcitx 5
Name[de]=Fcitx 5
Name[fr]=Fcitx 5
Name[ja]=Fcitx 5
Name[ko]=Fcitx 5
Name[ru]=Fcitx 5
Name[zh_CN]=Fcitx 5
Name[zh_TW]=Fcitx 5
Name=Fcitx 5
GenericName[ca]=Mètode d'entrada
GenericName[da]=Inputmetode
GenericName[de]=Eingabemethode
GenericName[fr]=Méthode de saisie
GenericName[ja]=入力メソッド
GenericName[ko]=입력기
GenericName[ru]=Метод ввода
GenericName[zh_CN]=输入法
GenericName[zh_TW]=輸入法
GenericName=Input Method
Comment[ca]=Mètode d'entrada estàndard
Comment[da]=Start inputmetode
Comment[de]=Eingabemethode starten
Comment[fr]=Démarrer la méthode de saisie
Comment[ja]=入力メソッドを開始
Comment[ko]=입력기 시작
Comment[ru]=Запустить метод ввода
Comment[zh_CN]=启动输入法
Comment[zh_TW]=啟動輸入法
Comment=Start Input Method
Exec=/usr/bin/fcitx5
Icon=fcitx
Terminal=false
Type=Application
Categories=System;Utility;
StartupNotify=false
X-GNOME-AutoRestart=false
X-GNOME-Autostart-Notify=false
X-KDE-autostart-after=panel
X-KDE-StartupNotify=false
X-KDE-Wayland-VirtualKeyboard=true
  • X-KDE-autostart-after=panel、というのがミソでこれがあるとKDEやXが起動し終わった後にデーモンやアプリケーションを起動できるようだ
  • 他のサービスにも適用できそう