wine-1.8 自力サポートメモ
Debian sidでwine-1.8が使えるようになったので早速更新してみた。
なんか突然音声が出なくなった
正確に言うとUSBのヘッドセットだけ認識されなくなった。winecfgを起動して出てくるウィンドウの内、「出力デバイス」、「音声出力デバイス」が選べなくなる現象。スピーカー設定という項目が増えていますが、これはwine-1.8でのアップデートなのだと思います。
対処として、以下の記事を参考にした。
WineAndPulseaudio - The Official Wine Wiki
やってることはなんじゃらほいと言いますと、
・Linuxは最近の更新でPulseaudioがさらに幅を利かすようになり、ALSAは低レベルなレイヤーのソフトウェアとして扱われるようになった。
・wineはPluseAudio通さずALSAを直接叩いてるからそれを変えられると色々困る
・なのでALSAのデバイスをPulseaudioで掴まないようにする
・なおかつWineにはALSAを直接叩かせる
参考としてPulseaudioのシステム構成図
手順
/etc/pulse/default.pa に追記
たぶん初期状態ならどこに入れても問題ないはず
文言の意味については → Modules
load-module module-alsa-sink device=dmix load-module module-alsa-source device=dsnoop
~/.asoundrc を追加
これも追加
pcm.!default { @func refer name { @func concat strings [ "pcm." { @func getenv vars [ ALSA_DEFAULT_PCM ] default "pulse" } ] } } ctl.!default { @func refer name { @func concat strings [ "ctl." { @func getenv vars [ ALSA_DEFAULT_CTL ALSA_DEFAULT_PCM ] default "pulse" } ] } }
これで再起動して戻ってくれば音が出るようになってるはず